笑いっ子センターにお越しいただいた方々の声をご紹介
「初めて伺う会場なので、道に迷う余裕も見てちょっと早めに出発しました。
迷わずに辿り着いてヤレヤレ。
開演前には飲みものやおつまみの販売もあり、一杯機嫌で落語を楽しもうということのようです
ここは普段は“こうべ輪太鼓センター会館”と呼ばれる場所ですが、落語会開催時には“こうべ笑いっこセンター”となるそうで、会場となるお部屋も近くを通る“芦原通”の名に因んで“芦笑亭(あしわらてい)”と呼ぶそうです。
そんな席亭さんのご挨拶が開演に先立ってありました。
■久しぶりに聴く二葉さん、今日も可愛らしいピンクのお着物で「つる」。
さすがに米二さんのお弟子さんなので、正統派な「つる」やったと帰り道に話題になっていました。
且つ独自の工夫も上手に織り交ぜられて楽しい「つる」でした
二葉さんの甚兵衛さんはちっともオッサンらしくはありませんが、かと言うてどこにも不自然はありません。
なんかええなぁ この二葉さんのちょっと性別を越えた気のするキャラクターは魅力的です。
■この会は雀太さんがレギュラーで、お世話をされているそうです。
雀太さんの「饅頭こわい」は以前“雀の学校”で聴かせて頂いたのではないかと思われます。
『¥338,200』というのが出て来て、突然太融寺本坊の景色が目に浮かびました。
あの日も何故にその金額!?と思ったことを思い出しました。
雀三郎師匠もそない言うたはるんやろか、とこれも帰り道の話題になってました。
上方のこの噺は結構長いので、若手のそれを聴くには、こんなふうにたっぷり喋らはる会でないとダメなんですよね。
私はまん我さんの最中を食べはるシーンがめちゃ好きなので、期待を持って見ていましたが、雀太さんは饅頭の種類を食べ分けるようなことは余りなさらず、最中のカケラを拾ったはる程度でした。
でもガッツリ聴かせて頂きました。
■今日は前から2列目の席に座ったので、まん我さんのお着物の色目がよく見えました。
近くで見ると一層この季節によく合った秋らしい色合いです。
今日は昔で言う“衣替え”の日ですが、まん我さんの言わはるように今はまだまだ袷を着るには暑いですよね。
まん我さんに余り毎日落語を聴くと労働意欲が失せると言われる度に、まぁ毎日は聴けてませんけど、元気を頂いて明日への活力になってますよ~と心の中で思っていたのですが、今日はふと、聴けば聴くほどもっと聴きたくて、働きに行くのが嫌になるという傾向はあるのかも…なんて思ってしまいました アカンガナ!
でも働かねば払うべき木戸銭が稼げましぇん。
「井戸の茶碗」は正直者ばかりが登場する噺。
まん我さんはそれぞれの登場人物を個性豊かに血の通った人として描いたはります。
中でも高木作左衛門さんの明るく快活な話しぶり、ハツラツとした立ち居振る舞いが印象的で、この噺を明るく後味のよいものにしたはる気がしています。
■終演後お見送りに立ったはった雀太さんがNHK新人演芸大賞の本戦の放送を見て欲しいと呼び掛けたはりました。
10/29(土)やそうです。(収録は10/24のようです。)
めったにない全国放送やもんね、楽しみに見させて頂きたいと思います。
と、同時に、まん我さんが大賞を獲りはる前年、東京のふれあいホールに応援に伺ったことを思い出しました。
雀太さんがあのアウェイ感を跳ね除けて、よい結果を導き出さはるようお祈りしています。」