笑う門には福来る!
出演:桂文福
皆様のお越しをお待ちしております!
※来場者の皆様方には受付時に「検温」 「手指の消毒」「マスクの着用」「参加リストへの記入」等の感染防止対策にご協力をお願いします。
当日の報告をします
2023年6月せんたあうたう会は10日(土)相撲甚句・河内音頭でもおなじみの落語家、桂文福師匠を迎えて開催されました。昨年6月「日本の窮状解決」に続き、2回目となる今回は、ギター漫談キングダムけんたさん、さらに神戸相撲甚句会のみなさんとともに、今回も笑いのチカラで元気をいっぱい届けてくれました。
先ずは「四季の歌」に始まる30分のうたう会でウォーミングアップ。続いて「芸名:桂文福、本名:杉良太郎」(去年は確か本名:福山雅治でしたが(笑)で登場した文福師匠。早速会場に爆笑を呼び起こしながら、本日のプログラム、出演者紹介。
さあ、キングダムけんたさんのギター漫談が、サザエさんの替え歌「財布を拾ったサザエさん」でスタート。「待ちに待ったMONDAY」、「エアコン買って福引大当たり賞品は」、「流れる野菜は桃だけじゃない」の歌(?勝手に「・・・の歌」と呼ばせてもらいました)等々、クスッと笑える題材を横浜銀蠅のコンサートで日本武道館のステージで演奏した経歴もあるというギターとエエ声で会場を和ませます。
今年は、さらに神戸相撲甚句会のみなさんが登場し、相撲甚句を披露されて一層盛り上がりを見せました。「白鳳・宮城の親方の一代記」、「季節の花と相撲」を歌う唄、コミカルな「うちの父ちゃん」そして「昇る朝日」と枕唄・前歌・後歌・本唄・囃子唄の相撲甚句の新たな魅力に聞き入りました。
いよいよ文福師匠の出番です。「日本三大劇場 東京の銀座の新橋演舞場 大阪道頓堀松竹座 そして兵庫の芦笑亭」「皆様の商売 輪田鼓(太鼓)ドンドン繁盛」とヨイショも忘れず登場。自らは「和歌山の上流出身・・・紀ノ川の上流」や「旦那さんが兵庫県、嫁さんが兵庫県、これがホントの男女同県(権)」等々と笑いの連鎖が始まりました。
今回の落語演題は、たぬき小屋からに相応しく、豚毛に代わるタヌキ毛歯ブラシの販売コマーシャルの四苦八苦をコミカルに描く「タヌキハブラシ」。
相撲好きな文福師匠「相撲甚句」の披露は勿論のこと、相撲取り龍田川関の登場する古典落語の「ちはやふる」を盛り込みながら相撲落語「大相撲風景」。また「東京(投票)だよおっかさん」に始まった、昭和ヒットパレードは、メキシカンハット・朝刊太郎・骨まで愛して・・・息つく暇もなく繋がれた曲は何曲だったのか(メモが追いつきませんでした?)。けんたさんのギター伴奏での河内音頭ショーもあり、次々と連発される世相漫談やなぞかけにと通算90分もの熱演で終始会場を笑いの渦に巻き込みました。
続くうたう会へも「伴奏陣と旬のマッタケととく どちらもいい値(音)がします」となぞかけでつないでくれました。
後半うたう会では「翼をください」「埴生の宿」、平和を願って「折り鶴」。独演会を終えて合流の文福師匠からは、「かあさんの歌」、けんたさんからは「岬めぐり」、さらに会場から「川の流れのように」リクエストが続き、「あ〜あ〜川の流れのように♪」に乗せてペンライトの光が揺れました。そしてコロナ少しは落ち着きかけたとはいえ、隣同士の手の触れ合いはまだかないませんがエンディング曲「たんぽぽ」が会場に響きました。
そして、おぉ〜なんと、うたごえ新聞第2794号(2023年6月19日号)8面に「日本の窮状救え!!」“芸人9条の会”のことと、文福師匠の寄稿文がでているではありませんか?その記事からも文福師匠の熱い思いに触れ、独演会の感想と併せて人間桂文福の魅力をより一層強く感じ、せんたあうたう会への次回来演の期待も膨らんだのでした
桂文福プロフィール
●昭和28年、和歌山県那賀郡桃山町(現 紀の川市桃山町)で出生。本名:田中 登
●昭和46年、県立粉河高校卒業後上阪、大日本印刷大阪工場に就職、サラリーマンを経て昭和47年に三代目 桂小文枝(五代目 桂文枝)に入門。
●平成元年、吉本興業から独立し(有)文福らくごプロモーションを設立、代表となる。
●現在、「落語で村おこし」を合言葉に全国市町村での「ふるさと寄席」の座長として若手をひっぱり、また「真の笑いは平等な心から」のテーマで人権講演も好評。
●角界との交流も深く、大相撲評論家としてラジオ、相撲誌等でも活躍中。
●平成22年、吉本に復帰「よしもとクリエイティブエージェンシー」の「落語プロジェクト」に参加。
受賞
●ABC落語漫才新人コンクール審査員奨励賞(昭和56年)
●日本「放送演芸大賞」ホープ賞(昭和58・59年)
●朝日放送バイプレイヤー賞(昭和60年)
●和歌山県文化奨励賞(平成5年)
●和歌山県桃山町民特別功労賞(平成8年)
●和歌山県桃山町第1回ふるさと文化賞(平成13年)
役職
●公益社団法人 上方落語協会理事
●公益社団法人 上方落語協会番組編成委員
●関西演芸協会役員
●和歌山芸能県人会(紀州つれもて会)会長
●和歌山県観光大使
●和歌山刑務所篤志面接委員
●わかやま未来づくり応援団(常に故郷を愛し和歌山県のPR活動に励む)
●兵庫県赤穂市観光大使
●新撰落語もぎた亭(新作落語グループ)メンバー
新作落語
●「文福青春日記」「農村ラプソディー」「ある印刷工の詩」「同窓会」「お笑い民謡教室」「タヌキハブラシ」などの新作落語の他に相撲場風景などの落語のすもうネタを得意とする。
趣味・特技
[趣味]
●大相撲見物 漫画をかく 落語をきく 旅(主に鉄道)
[特技]
●東西落語家約750人の中で唯一の河内音頭とりで、相撲甚句の芸とあわせて「エンカイティナー」の異名あり。
文筆・放送
[文筆]
●文枝一門情報紙「いちもん新聞」編集長をつとめる。
●読売新聞大阪本社「文福の勝ち名乗り」大相撲本場所の前後2回連載中。
[放送]
●「文福のあの店この店」和歌山放送ラジオ(月〜金・録音放送中)
著書・CD
[著書]
●丸い土俵と四角い座ぶとん(浪速社)
●桂文福の笑いと涙の勝ち名のり(六法出版社)
●文福の楽屋ほのぼの噺(浪速社)
●桂文福のふるさと落語紀行(浪速社)
[C D]
●びっくり仰天有頂天(日本クラウン)
●つれもていこら龍門山温泉(日本クラウン)
●和歌山 LOVE SONG 21(日本クラウン)
●紀州つれもて音頭(日本クラウン)
●演歌「夫婦夢」(自費出版)
●日本アセアンしあわせ音頭(シンガポールでレコーディング)
桂文福独演会&うたう会
- 日時:2023年6月10日(土)13:30 開場 14:00開演
- 場所:こうべ輪太鼓センター会館
- 入場料:前売り 2,000円(当日200円増)
(全席自由席)